ドル安人民元高の流れ、ドル円は134円台推移続く=東京為替概況

ドル安人民元高の流れ、ドル円は134円台推移続く=東京為替概況

 ドル円は先週末米雇用統計の発表を前に133円60銭台まで下落。米雇用統計後に136円に迫る動きも、134円台まで値を落として週末を迎え、週明けも同水準でのスタートとなった。朝方は仲値がらみのドル買いもありいったん上昇。134円77銭を付ける動きを見せた。しかし朝からドル安元高の動きが優勢となり、その後ドル全面安に。中国では北京、深センなどで新型コロナでの規制を緩和する動きが広がり、中国経済の鈍化懸念が後退する形で元高となった。先週末ドル人民元は7.05元台で引けていたが、朝からドルオフショア人民元が7.00を割り込んでドル安元高になると、10時半の中国市場オープン後にドル人民元でも元高が進み、6.94台を付ける動きを見せている。

 ドル円はドル全面安基調の中で午前中に134円10銭台まで下落。その後は134円30銭前後での推移が続いたが、ロンドン勢の本格参加を前に少しドル買いが入り、135円60銭前後まで。

 ユーロドルは午前のドル安で、先週末上値を抑えた1.0550前後の水準を超え、1.0570台に。中国リスクの後退がユーロ買いにつながり、午後に入って1.0580台を付けている。

MINKABU PRESS 山岡和雅