昨日のドル売りの調整強まる展開=東京為替概況

昨日のドル売りの調整強まる展開=東京為替
 昨日の海外市場では米債利回りの低下などを受けて、137円台後半から136円22銭まで一時値を落とした。その後の戻りも鈍く、136円台半ば前後で東京朝を迎えると、朝方136円25銭を付ける動きを見せた。
 その後は一転してドル高円安となった。ドル円は午後に入って137円24銭まで上昇。昨日の下げに対する調整や、香港株の大幅高を受けた全般的なリスク選好姿勢がドル買い円売りとなった。
 ユーロドルは1.05兆度前後で落ち着いた動きとなった。昨日のドル売り局面で1.0550近くまで上昇したユーロドルは、1.05台半ばを付けきれず値を落として、1.05ちょうど前後で東京市場を迎え、その後ももみ合いとなっている。
 対ドルでの動きが鈍い中、ユーロ円はしっかり。143円台前半から144円台を付けている。ポンド円が166円台前半から167円台を付けるなど、クロス円は軒並みの上昇。アジアの株高を好感した円売りが入っていた。

MINKABU PRESS 山岡和雅