ドル円は午前中にややドル高調整も続かず=東京為替概況

ドル円は午前中にややドル高調整も続かず=東京為替概況

 ドル円は午前中にややドル高調整の動きとなったがその後買い戻しが入った。昨日の海外市場で一時135円23銭前後まで上昇。その後の調整が134円70銭台にとどまり、135円台を再びつけて東京市場を迎えた。
 東京市場では135円台の重さが嫌気され、午前中に134円50銭台まで調整が入った。明日東京市場が休場でポジション調整の動きなども見られた。もっとも調整一服後は買い戻しが入り、朝の水準へ戻している。一方向の動きにはならず。
 今晩の米FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨次第ではドル高が強まる可能性があり、ドル高の調整が盛り上がらず。一方135円台の買いには慎重。

 ユーロドルは1.06台半ばで小動き。朝からのレンジは18ポイントにとどまっている。ユーロ円はドル円の調整局面で143円台半ば割れも、その後買い戻しが入り朝の水準である143円80銭前後へ戻した。

 午前10時の金融政策会合結果発表で0.5%の利上げを決めたNZドルは、発表後の声明で、インフレ対応が強調されたこともあり、少しNZドル買いが入ったが、想定内の内容であり、動きは限定的。海外市場の高値に届かず、その後発表前の水準に戻した。

 昨日のロンドン市場でPMIの強さから急騰を見せたポンドドル。1.2150前後まで高値をトライした後1.21ちょうど前後で東京朝を迎えると、午前のドル高調整もあって1.2130台を付ける動き。その後は売りが入り1.2100割れまで。昨日の1.19台からの上昇に対する警戒感などが見られた。
 
 午前9時半の第4四半期賃金指数が前年比で市場予想ほど伸びなかった豪ドルは、0.6860台から0.6830台へ急落後、いったんも共水準に戻したが、上値が重くなり、午後に0.6830割れを付けている。

MINKABU PRESS 山岡和雅