為替レートが上昇トレンドを描いていく過程で、一定の間隔で下落するタイミングがあります。この軽い下落のことを「押し目」といいます。逆に、為替レートが下降していく過程で一時的に上昇するタイミングを「戻り」といいます。 押し目は利益を生みやすいタイミングとされているため、この押し目を狙って買いポジションを保有することを「押し目買い」と呼びます。英語では、押し目のことを「dip」と言うことから、押し目買いは「Buy on dip」と表現されます。 押し目が発生する一般的な背景には、保有している買いポジションの利益確定のための売り注文や、値下がりを期待した売りポジションのエントリーがあります。
購買力平価説(Purchasing Power Parity, PPP)とは、外国為替レートの決定要因を説明する考え方の1つで、為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定されるという説です。1921年にスウェーデンの経済学者グスタフ・カッセルが『外国為替の購買力平価説』として発表しました。
HICP(Harmonised Index of Consumer Prices)とは、欧州連合統計局がEU加盟各国の消費者物価指数を統合して算出した指標で、EUの消費者物価指数(CPI)のことです。 CPIが日本やアメリカなど1国の物価水準を示しているの対して、HICPはEU加盟国のCPIから構成されています。
NAHB住宅市場指数は、NAHB(National Association of Home Builders、全米住宅建設業者協会)が毎月発表している、米国内の不動産業者の景況感を示す指標です。 NAHBに加盟している住宅建設業者を対象にした、今後6ヶ月の住宅販売の動向に関するアンケートを集計して算出され、50を分岐点としており、50を上回れば市場市場は明るいと判断され、50を下回ると悲観的な見通しと見られます。 ケース・シラー住宅価格指数と並んで、不動産市場に関する重要な経済指標となっています。
NASDAQ(ナスダック)とは、ニューヨークに本拠地を置く、世界有数の取引所運営会社(NASDAQ Inc.)です。また、同社が運営する株式取引所「NASDAQ Stock Market」を指すこともあります。NASDAQという名称は、「National Association of Securities Dealers Automated Quotations」の略です。
STP方式とは、「Straight Through Processing(ストレイト・スルー・プロセッシング)」の3語の頭文字をとって付けられた注文処理方式のことで、ECN(Electronic Communications Network、エレクトリック・コミュニケーションズ・ネットワーク)方式と並び、FX会社によく採用されています。